7 naruto x sakura 2013年01月15日 どちらかというとサスケとサクラ?サクラの心。また元の私たちに戻れると信じてる。 夢をみた。夢で彼に会うのもとても久しぶりだった。以前は、一緒に任務に行く夢を見た。任務はCランクDランクのものばかりで。心の余裕がある。ナルトもカカシ先生もいて、4人でおしゃべりする。でもときどき彼と2人きりになったりして、私は笑顔で話しかけていた。彼は、あまり喜怒哀楽を表に出さない。でも、目を閉じてフッと小さく笑う。そんな表情もまた好きだった。けれど時が過ぎて、少しずつ違う夢をみるようになった。まだアカデミーにいた時、最初に話をした頃のこと。 まだまだ自分に自信がなくて、引っ込み思案だった私に少しだけ話しかけてくれた。好意なんて持たれていないことはわかりきっていたけれど、それでも私は彼のことが好きだと思った。アカデミーの教室で、少し遠くから彼の姿を見つめていた。窓から演習の様子を眺めたりした。自分から彼にうまく話しかけられない夢。今朝は、本当に久しぶりに彼を夢の中でみた。でも、すごく遠かった。崖の上で、彼が戦っていた。相手はイタチだか暁だか大蛇丸だか、崖下にいる私はよく見えない。私は手足も出せなかったし、声も出せなかった。こわかった。敵がこわいんじゃない。彼と目が合うことが、こわくなっていた。何もできない。動けない。これじゃ昔の私と一緒だ。また、足手まといでしかない私に逆戻りだ。この3年間で私は力を身に付けてきたつもりだった。成長したつもりで。でもそれは、あなたの存在ありきだった。あなたを木ノ葉に連れ戻したい。認められたい。そんな目標があったから。でも、あなたに敵としての目しか向けられなかったのなら、私はいったい、何を根拠に強くなったのか。わからなくなってしまう。涙が出てきた。あぁ…私はやっぱり足手まといなのかな…。「……」「サクラちゃん!大丈夫か」心配そうに覗きこむナルトの表情が、しだいにはっきり見えてきた。あ…さっきの光景は夢だったのかって、その時わかって。サスケくんが近くにいない現実に、切なくなるような。安堵したような。「ありがとう」夢からさめた瞬間、あの夜の言葉がふいに聞こえた。木ノ葉にはもういない彼の、木ノ葉での最後の言葉。「なんかすげぇ苦しそうな顔してたってばよサクラちゃん」「ごめん、心配かけて」大丈夫だから、といつも通り気丈に振る舞おうとしたけど、ナルトが私の両肩にバンッと両手をついて、まっすぐ見つめられた。「なんかあったら俺に言えってばよ」「…ありがとう」私には、すぐ近くに支えてくれる人たちがいる。私の目標は、まだ達成してない。こわがってる場合じゃないんだ。前に進まなきゃ。たとえ拒絶されようとも、この先敵として戦うことになろうとも、私たちが第7班であったことに、変わりないから。動機はそれだけでいい。ナルト、サスケくん、あなたたちが私を変えてくれた。だから、今度は私がサスケくんを変える番だ。ナルト、こんな私だけど今度は私も、一緒に戦ってくれる? [0回]PR