変化の魔法 ojamajo 2013年01月17日 (どれみと小竹)※小説発売前に書いたため原作の二人とは少し違います彼女の持つ不思議なチカラ。 「ばっかじゃないの!」怒られた。春風に。髪型のこと言ったら怒られた。「変わろうと思ったの。高校生になったら、変わるんだって決めたの!……なのにひどいよ」何を変わる必要があんだよ。今のままのお前でいいじゃん。そしたら急に泣き出した。びっくりした。「なんだよ。髪おろしてたら長すぎて変なのーっつっただけじゃん!」変だと思った、なんてのは嘘だ。ほんとは、おだんごじゃなくなった春風が急に大人っぽく見えた気がして。すげー不安になったんだ。でっかいおだんごの、ドジみでいいんだよ。ドジみがいいんだよ俺は!次の日の朝、「よっ!」後ろから声をかけられた。振り返ると、おだんごヘアーがいた。「お前それ…」「うん、元に戻したんだ」やっぱりこっちの方が落ち着くかなーそう言う春風に、頭を下げた。「ごめん…」「もういいって」髪型で人が変わるもんじゃないよね。魔法じゃあるまいしさ、あたし自身が頑張らなきゃね。そこにいる春風は、俺のよく知る春風だった。昔から変わらない笑顔とお団子がそこにあった。俺は魔法にかかったような気分だった。 [1回]PR